千年女優

ジュラシック・パークの千年女優のレビュー・感想・評価

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)
4.5
インジェン社のハモンドの手によって太古に生きた蚊の化石に残る血液からクローン技術を駆使して蘇った恐竜が住まう楽園「ジュラシック・パーク」。招かれたハモンドの孫達や学者のアラン・グラントにエリー・サトラーらが、夢の光景に心を躍らせたのも束の間、予期せぬパニックの数々に巻き込まれる様を描いたSFアドベンチャーです。

VFX制作会社であるILMの技術に惚れ込んだスティーヴン・スピルバーグが人々の童心をくすぐる古の恐竜たちが暴れまわる物語を当時の最新の学説に基づいてCGを用いて描いた1993年公開の作品で、彼自身が監督した『E.T.』が打ち立てた世界歴代興行収入記録を10年ぶりに更新するメガヒットを記録して今なお続くシリーズ化を果たしました。

劇中のキャラと観客の心をリンクさせるブラキオサウルスとの対面は夢とときめきに溢れていて、その圧倒的なマジックで全世界に数多のちびっ子恐竜博士を誕生させました。現代はより進歩した映像技術で数多くの恐竜/怪獣がスクリーンを闊歩しますが、本作が持つ恐竜の輝きや迫力らの魅力は今尚色褪せてはいない映画史に残る金字塔です。
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