健一

ジュラシック・パークの健一のレビュー・感想・評価

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)
5.0
金曜ロードショーで鑑賞・・・
出来そうもなかったので前日 自宅のDVDにて鑑賞。

言わずと知れた映画史上不朽の名作。
私の記憶が正しければ 本格的にCG技術を導入した最初の作品。
今となっては当たり前のように多様化されているCG映像。
28年前。初めてこの技術を導入し現代に蘇った 恐竜🦕の姿を映画館の大スクリーンで見たときの あの興奮、あの感動、あの時流した涙。
今でも鮮明に覚えていて 恐らく一生忘れることはないだろう。

劇場公開時 当然 鑑賞済。
朝早く起きて始発の電車に乗って有楽町の映画館へ。
朝7時の時点で500人以上の人が列を成していた。
上映10分前には1000席ある座席は当然 満席。
当時は 立見 もOKだったので 周りを見渡すと恐らく300人以上の人が立ち見で『その時』を待っていた。
パンフレット、グッズ売場も長蛇の列。パンフ買うのに30分以上並んでいた。

「ジョーズ」「E.T.」「レイダース」などと並び 何年経って見返しても色褪せない名作。本作もその輝かしい名作の一本だと言っても過言ではないと思う。

現代に恐竜を蘇らせて世界中の子供達に向けてテーマパークを作る。未来へ向けて夢のような発想の実現から一転、機能がマヒし 制御不能となり突如 恐竜たちが暴徒化し一気にパニックアドベンチャームービーへと変貌するこの展開のうまさ。
子供が苦手 いや むしろ嫌いな恐竜博士が 子供たちと悪戦苦闘を繰り返し 最後には三人寄り添ってヘリコプターの座席に座る というニクい演出。
細部にまでスピルバーグのこだわりが詰め込まれている愛すべき作品。
もし、この世にスピルバーグが存在していなかったら 今頃『映画』は絶滅しているかもしれない。
この世から映画館は無くなり大スクリーンでディザスターを体験することもなく 100%配信の世界になっていたかも。

この作品でジェフ・ゴールドブラムのファンになり 劇中で彼が着ていたレザーのジャケットをオーダーメイドして買ったくらい。

続編たちは残念な結果に終わってしまったが、この『第1作目』は私の映画人生を大きく変えてくれた 分岐点 的な愛する作品です。


劇場公開時 1993年7月19日
日本劇場
💺1008席
客入り 満席 立見 大行列。

スピルバーグが来日した際 この劇場を訪れて『間違いなく世界一美しい映画館だ!』と賞賛した。
この作品を『日本劇場』で鑑賞出来たことを 今でも誇りに思う。
健一

健一