j3living

ジュラシック・パークのj3livingのレビュー・感想・評価

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)
4.0
当時メチャメチャ興奮して観たなあ。

公開前の予告編や紹介映像なんかからして、結構凄い映像をチラ見せされて、とにかく今までにない物凄い映像体験ができるんだな、とワクワクしていたことを思い出します。
観に行ったら期待以上の出来だった。
もうノックアウト。
ストーリーや設定も素晴らしく、ほんとにそうやれば恐竜を現代に復活させられそう、というリアル感があります。
好きすぎてマイケル・クライトンの原作も読みました。映画の前だったかもしれんけど。文庫版だったけど長かった。

既に本作から30年近く経って(そんなにか!?)いるので、実際の古代生物学の研究も仮説が変化してきていて、首長竜は歩く時など普段首を持ち上げていなかった、とか、ティラノサウルスは全身が毛で覆われていたのでは?とか、本作との相違も言われていますが、それでもリアリティのある映像美でした。
30年待たずにこの度完結したんだね。まだ観てないし、微妙な評価を耳にするけど…。

CG合成を未来SFとかではなく、リアルな生き物の見せ方として映画で本格的に使い始めた本作。
映画化当初の予定ではストップモーション(クレイアニメーション等)で恐竜を見せようとしていた、というからまさに映画にリアルCGが導入される黎明期と言えますよね。今だったら最初に「このシーンはお金も手間もかけられないからCGで」ってなるでしょうから。
実際には実物大等の、ロボット仕掛けで動くアニマトロニクスも、クローズアップなどシーン毎に入って、よりリアルに感じられるものになっています。

現実にあり得ない生物などが出てくる大抵の映画は、物語に入り込みつつも、ハリボテかな?CGかな?と、何となく斜めに見てしまうところがあるのですが、本作は、実際にあの生き物たちは存在して一緒に撮影されたんじゃなかろうか、という印象でした。
リアル系CGの最初期の映画としては出来杉くんですね。
j3living

j3living