久々のジュラシックパーク。30年経った今でも鑑賞に耐えられるSF作品は少ないだろう。当時よりも生命科学技術が進んだ今の方が、より現実的な脅威として作品を鑑賞できて心に響くのかもしれない。やはり生命を扱うことには重大な責任が伴うということを改めて認識するし、安全にはどれだけ注意しても仕切れない。マルコム博士の言葉には重味がある。ああいう軽そうな学者が1番シリアスな発言をするギャップが面白い。大変な状況で落ち着いて夕食を食べるハモンドは恐ろしいが、ハモンドとサトラーの会話はなかなかよいシーン。ハモンドも苦労してきたんだなーと思うとともに、このパークでやってることもやはり、まやかしだと感じる。
この作品のみで語ると、2人の科学者の今後の展開や子どもたちの将来がどうなっていくか気になる終わり方になっている。
