今となってはCGのクオリティに古さを感じるけれど、当時はまだ変革期で実験的要素が大きく、映像史の中で記録に残る作品としての価値は高い。その中で生き生きと動く恐竜の姿はアナログ的な壮大感がある。
パニック映画として割り切ってエンタメ作品と考えれば十分楽しめる面白さ。
細かい点を言えば、孫が危機的状況にある時に、アイスクリーム食べて持論をのんびり語るお爺様には、さすがにイラつきを禁じえない。
あとサバイバルする人たちに対して、死んでいく人たちの存在が軽く扱われすぎで、あまり気分は良くない。
子役のジョゼフ・マゼロの顔が、大人になっても面影残してあまり変わらないことに改めて驚きがある。
ローラ・ダーン若いな～。サム・ニールも良い。
ストーリーがシンプルな分、CGに頼りすぎない俳優陣の演技が光るシリーズ1作目。
