映画公開30周年を記念して東京フィルハーモニーがフルオーケストラで映画に合わせて生演奏してくれるという、最高な体験でした！最高以外の言葉が出てこない。
もう何度となく鑑賞した本作だけど、あのテーマ曲が流れた瞬間 自然と涙がこぼれてきて自分でも驚き。本当に映画にとって音楽は無くてはならないし、その効果を何倍にもしてくれる物だと思えた。ブラキオサウルスが出てくる時、あの島にヘリで着陸する時、そしてラスト…まさか3回も泣くとは。
単に良い音響で聞く以上に、恐らくそれだけでは得られない感動があって、もうただただ圧倒。
1秒でも遅れられないシビアな演奏にも関わらず寸分の狂いなく映像に完璧に合わせるのは超一流だなぁと。ピアノやフルートの旋律はとても澄んでいるし、トランペットやホルンは高らかに滑らかに耳に入ってくる。音楽のことは全然分からないけど指揮者の栗田さんの全身を使った指揮も良くて、この映画にピッタリ。
もともとこの映画は大好きだけど、最高過ぎて想像の8倍くらい素晴らしかったです。
この映画と『JAWS』や『ポセイドンアドベンチャー』、『ターミネーター2』あたりが少年時代に観て深く心に残っている。
宇宙や未来ではなく現在において、しかも超自然的な現象ではなく現実のテクノロジーの延長上で起こりうる世界を描いているSF映画だと思う。決して子供向けではなく創造の自由さや技術の進歩の危うさなども描かれており、個人的SF映画ランキングの上位。この映画で初めてDNAという言葉を学んだな。
電気自動車やクローン技術など、当時既にあったものをかなり現実的に使用していて、しかも現在ではある程度実用化されてきており先見の明もさすが。
エンタメの全てが詰まった作品に、ジョン・ウィリアムズの音楽が合わさってさらに作品として洗練されていて、それを生演奏で鑑賞したらそりゃ最高だよなぁ。
またシネオーケストラ是非とも行きたい。
