アァーーーーーー

戦火のかなたのアァーーーーーーのレビュー・感想・評価

戦火のかなた(1946年製作の映画)
2.7
ジュリエッタマシーナを追いかけていくと、彼女の数少ない出演作の中ではフェデリコフェリーニとロッセリーニが関わってる若い作品としてかなり興味深い映画だったのでズーッと観たかった映画の一つ。
が、しかし。
結局ジュリエッタマシーナがどこに出演してるのかサッパリ分からず、
白黒映画の当時では珍しかったと思われる戦争の中にある様々な人々の情景をオムニバス形式で何個かのストーリーに分けて描いた映画なのだが、今となっては、つーかまあ俺の感覚では、ヒリヒリする様な緊張感や継続感、期待感は皆無で、ただひたすら垂れ流しながら淡々と戦争の中にあるストーリーを見せられる感じ。
最後もこの時代にありがちな「えっコレで終わり?」つー、
特にこのオムニバス形式のストーリーの中で伏線やまとめ、オチなどもなく終わる感じは、そこまでガマンして見てた自分としては逆効果。
まあ、当時の映画の在り方としては民衆がヒマを持て余して映画館に通うのが普通だった時代ですから、こういった「途中から見ても分かるよ」みたいな感覚と方向性も理解は出来るんですけどね。
何よりも多分描こうとしてるイタリア人から見た戦争とアメリカ人とドイツ人との無理矢理な会話による「人々はこうやって戦争中でも敵国の人間でも関わりあってるんだよ」つー平和へのメッセージは分かるんだが、とにかくその会話の通じ無さが終始もどかしくイライラ。
ジュリエッタマシーナが見つからずイライラ。
エンドマークが突如出て何だこりゃ。
ツー感じでした。
評価は出来るけど今となってはその描写や演技、物事の進め方が古くさすぎて個人的にはつまらな過ぎた映画。
すげー期待してたので残念。。

あと映画の構成や戦争を扱った映画としては「最前線物語」を思い出した。
見るならあっちを見た方がいい。
アァーーーーーー

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