このレビューはネタバレを含みます
やっと観終わったロッセリーニ戦争三部作。
本作は、イタリアを北上する反ファシストのアメリカ軍を“同胞”として描いたオムニバス形式の映画。ネオレアリズモ映画を観るきっかけになったのは、三作目の「ドイ…
本作には、フランスでの初公開となった上映会の後、解説をするはずだったアンドレ・バザンが話せなくなってしまった、という逸話が残っている。実際のところ、バザンも他のフランス人も、どちらかというと『無防…
>>続きを読む時系列では「無防備都市」のつづきとなるオムニバス作品。
時間は正方向に流れていて、撤退していくドイツ軍を追っかけるようにして各話の舞台が移り変わっていく。
各話ほぼ20分で6つのエピソードが語られる…
原題Paisaは、第2エピソード(ナポリ)で黒人米兵が少年に対して呼びかけていることば(同胞→broみたいな感じ か)。
酔っ払った黒人米兵が操り人形小屋に入るシーン、舞台に乱入するのは、演じられて…
このレビューはネタバレを含みます
1943年7月10日の夜。
連合軍がシチリア島南岸を攻撃。
そこからヨーロッパに上陸しローマに向けて進軍する行程で起きた6つの群像劇をオムニバスで。
戦争はすべての人々に凄惨な影響をあたえてしまう…
第二次大戦末期、イタリア戦線を舞台にした6本のオムニバス。シチリアから上陸したアメリカ軍が北上していくように、舞台はシチリア、ナポリ、ローマ、フィレンツェ……と北上し、最後はポー川沿岸。ハッピーエン…
>>続きを読むイタリアが連合国から反攻を受けた頃の様子を南から北にオムニバス形式で描いていく作品。ジャケットにもなっているローマの娼婦の話が白眉か。その前のナポリやその次のフィレンツェの話もそうだが、まだ戦後間も…
>>続きを読むロベルト・ロッセリーニ監督、戦争3部作の2作目。
6つの個別エピソードから成る、戦争による誤解から招く悲劇や、戦後の変りざるを得ない市井の悲惨さ等を描いた作品群。
1話20分程の短編としてでも …