アメリア・イヤハートは一般的には飛行機で大西洋横断を果たした初の女性として知られている。
しかしアメリカでの人気は相当なもので、歴史上でも重要な人物としてスミソニアン博物館にも展示されている。
伝記ものなので当然オスカーを睨んでの公開だったが、結果は期待はずれ。理由ははっきりしている。
起こった出来事をただ羅列しているだけで、これでは伝記の本を読んでいるのと変わらない。
事実に正確には違いないが、それはドキュメンタリーがすること。
そのため映画では脚色というものが存在する。
これによって演じる側が役柄を膨らませることが出来る。
ヒラリー・スワンクは結構役に当たり外れが多く、決してこれも当たりとは言い切れない。
見た後もどこか空虚で、深みがまるでない。
有名すぎるというのは知名度の点で客は呼べるが、中身がきちんとしてないと相当批判を受ける。
残念ながらこれもその類に入ってしまった。