偶然にも櫛の火に引き続き、撮影:姫田真佐久。
本作の一番の見所は多くの人が既に言及している
この撮影のように思う。
ロケ撮影だらけでがんがんカメラも人も動くのでテンションが上がる。
(新宿歌舞伎町の…
組の上の人間にも尖りまくる長門裕之はかっこいいし、芦川いずみはビビるくらい美しい。
行動の帰結全てが30そこそこの僕からしても「あーあ言わんこっちゃない」な展開に、もはやちょっと笑ってしまったが
…
港の電灯の一斉点灯、道楽殺人者のでかい影がうれしすぎ。乗り継ぎで省略、推進される対話の心地よさ。舌鋒鋭い芦川いづみに押し切られる長門裕之がずっと情けなくて勝手に振られてやつ当たる。月光のもとでの"決…
>>続きを読む原作が菊村到。
影の使い方が素晴らしいフィルム・ノワール。なるほど姫田真佐久の撮影なのか。
決闘に至るまでの長門裕之の追い詰められ具合がきつい。南田洋子よりも気になる芦川いづみ。このポジションにいる…
兄貴分を目の前で殺されたチンピラ長門裕之、そんなチンピラを愛しまくる南田洋子。そして兄貴分の妹、正論ぶちかまし女の芦川いづみが織りなすサスペンス劇場。
長門裕之と南田洋子の愛の物語ですね。
まぁ、…
長門裕之+南田洋子主演のサスペンスだが、これは紛れもない恋愛映画であり青春映画。お互いに断ち切り難い何かで結ばれてしまった男女の彷徨を、神戸→東京へとブリッジして描く。
真人間になろうと苦闘する長…
やさぐれた純情女・南田洋子と清純ファム・ファタール芦川いづみ。
その間で揺れる長門裕之のフィルム・ノワール。
前半の爛れた雰囲気は凄く良かったが、追ってから逃げ回っている割に普通に暮らしているし、い…
長門裕之が電話ボックスから出て安堵の表情を浮かべタバコに火をつけると、口笛を吹く殺し屋の神山繁がやって来るという場面での光の使い方が見事。逃走劇でのサスペンスフルな画面捌きや、決闘シークエンスで放り…
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