日本のノワール的な作品。巧みな光と影の演出が印象的なモノクロ映像が素敵。
主演の長門裕之はダンディで深みがある。南田洋子も美しい。そして殺された兄貴分の妹に芦川いづみ…50年代の神戸、東京の街の風…
闇から忍び寄ってくる殺し屋が怖い。夜の映画ですね。ヤクザから逃げたって話だけじゃなく、バーで女の人が売られる話も同時進行していくってのがいい。最後までどうなるかわかんないし、とてもスリリング。フィル…
>>続きを読む思った以上にノワールノワールしてて良い。赤とんぼの口笛は「M」だし不穏な影の演出は「第三の男」的。不憫が似合うヤクザ・長門祐之のダサい抜け感が素敵でナチュラル失恋からの流れが刺さる。
南田洋子のヒー…
なるほどこれはかなりの面白さ。
松尾の演出には多少のヌルさを感じるが、なんと言っても画面をフィルム・ノワールに仕立てあげた姫田真佐久大先生のカメラに尽きるでしょう。
冒頭と列車の窓からの点滅する光と…
以前観た『人間狩り』と併せて本作の二本立て
多く共通するキャストがいずれも対照的な役柄演じてたりと兄弟のような作品
そして松尾監督作この二本観たのみだが、やはりもっと観てみたいと思わせる
開幕のガ…
このレビューはネタバレを含みます
タクシー→トロッコ→ゴンドラ→山頂という会話の流れ圧巻、それだけでもうドラマチック
カメラがとにかく素敵だった、音楽も
だんだん女々しさが見え始める長門裕之
それを掻き立てるような映し出し方
ただ…
モノクロを劇場で観たのはいつぶりだろ。94年のシンドラーのリスト以来じゃないかな。ゆがんだ月が何なのかは、ちょっとよく分からずじまいだったけど、長門裕之の、主人公だからもちろん出ずっぱりなんだけど、…
>>続きを読む面白かった。姫田真佐久の撮る神戸、新宿、黄金町の街や夜の路地裏が絶品。長門裕之が港を走り去って行くシーンの、徐々に点いていく電灯。あとチョイ役と思われたブン屋大坂志郎が有能すぎる。宿の手配から恋の悩…
>>続きを読むニッポン・ノワールの期間限定上映にて。
色がないのに色が浮かぶ。
カットのかかったその先が見えるように…。
与えられる溢れすぎる情報よりも、心や頭に想像することがより豊かな自分だけの映像になっていく…
高飛びして女とこじれて女に岡惚れして失恋して探偵まがいなことして対決して忙しすぎるだろ長門裕之、とは思うものの、町を捉える姫パン&だいたい訳知り顔で世話掛けっぱなしの記者・大坂志郎に、あんた女に惚れ…
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