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女の都の園のレビュー・感想・評価

女の都(1980年製作の映画)
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象徴主義?

男女の二項対立と抑圧の流転といったテーマももちろん興味深いが、議題に関して実はアジテーションのない映画だった気がする。フェリーニはいつもそうといえばそう。観客がフェリーニから与えられるのはどのような事が起きたか、という経験。モチーフそのものでなくフェリーニの語りの鮮やかさ、与えられる劇的さに感動する。普遍的な芸術の位置に立つ。
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