ずっとわけわかんなくて最高だけどハイな若者とドライブが始まっていきなりマルチェロマストロヤンニがMTVの世界に放り込まれたみたいになるところとか巨根博士の殿堂で嬌声DJになるところとか好きすぎる。トンネルから出てトンネルへ帰っていく存在。

列車の中で乗り合わせた美女を追って途中下車してしまう主人公。だが彼は、ウーマンリヴのメンバーやパンク少女など、次々現れる女たちに翻弄されながら、壮麗な夢の迷宮の中に入っていく……。

世界観が凄く過ぎて正直私はついて行けなかった…。出てくる女性達のクセが強すぎて同じ女性だけど驚きながら鑑賞した😳
私も主人公と同じでどこからで夢でどこまで現実か分からなかった🧐

• #2021年s子が鑑賞したもの
• #2021年s子_5月
• #s子_1980年

フェリーニさん。
行っちゃうとこまでいっちゃってるな。
女の都と男の都。
というより、反男根主義の国と男根主義の国。
女を追いかけて迷い込んだ先は
男根の根絶を叫ぶ女の都。
もちろん、撤退。
女に轢かれそうになりながら
逃げ込んだのは、カッツォーネ。
1万人記念。
男はやった女を記録する。
惚れた女を記憶する。
これに関しては、現代では男女の差はそこまでない気がするけど、時代の問題があるんだろうね。だいぶね。そんなこともないんすかね。
男の都で、眠りについた嫁から離れて
ベッドを潜って、夢の世界へ。
はっかにぶんのいち。も夢想的だけど、
内容的にはボイスオブムーンのほうに近い世界観だな。前者は監督、後者は人間、今回は男としてのフェデリコの苦悩。
それは複合的なものであるには違いないけど。
ざっくりカテゴライズしたら、そんな気がする。
あの滑り台さ、乗りたくなるときあるよね。
実際の女というよりは、
フェリーニの心の中にある女の都。
理想の男への羨望と
男を追いやる女たちへの恐怖転じて好奇心。
結婚反対宣言。
歳を取ることの過酷。
存分に極論つかってやってます。
男は1人ずつ連れて行かれるわけで、
他の男がボロボロで運ばれてきても、
それでも、自分は大丈夫みたいな謎の自信と共に、進んでしまうのが男で、
どんな目にあおうが、それをも愛してやろうという、バカ。滑稽。をバカなりに楽しんでるんだよ。男はみんなバカなんだなあほんと。
めちゃくちゃ、せこい姿勢とやり方だけどね。
開き直ってる感じですけど、
ある瞬間には、あの2時間が一瞬でよぎったりするんじゃないですか。
そして、ハッピーエンドかと思いきや、撃墜。
しかも夢オチ。
完全なる夢。夢の吸引女。
現実に戻っても、メガネ外して、　
また眠りにつく。
電車が辿り着くまで、
寝たり、起きたりしときましょう。
その時の彼の体の向きは電車の進行方向とは反対で、
過去を振り返りながら進むようである。
その姿勢を肯定したくはないけれどな。
いつか、今を振り返ることになるんだから。
振り返ることを振り返る。ってか。

一妻多夫制。面白いんじゃないですか。