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お早ようのNのレビュー・感想・評価

お早よう(1959年製作の映画)
3.7
箱庭映画だ〜〜!
ほとんどの出来事があの住宅街の一角で起こり、家と家を行き交い、果たして仕切りがあるのか?と思うほどにとにかく繋がっている家と家。
単純そうな構造なのに全然全体像が見えないな。

毎日をただ楽しんでいる子どもに振り回される大人の滑稽さ。大人を滑稽に映しすぎていてちょっとびっくりした。近所同士のいがみ合いとか。(母親達の関係が悪質に描かれていてなんだかそこは悲しかったけれど、確かに当時はほとんどの人が専業主婦で家や近所という狭い世界で生活をしている人が多かったのだろうな。だからこそ隣近所の言動対してあそこまで固執してしまうのだろう。対して働いてる妹や、ギャル(?)は自由にのびのびと描かれている気がした。当たり前ですが、現代とは家の存在や生活の価値観が全然違うね〜。)
無駄な言葉がないと味気なくなってしまうし、無駄なアイラブユーも最高だもんね。
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