平久保百年子

黒木太郎の愛と冒険の平久保百年子のレビュー・感想・評価

黒木太郎の愛と冒険(1977年製作の映画)
2.8
ATGの映画ですから、中二病風味たっぷり鬼盛り。昔はこう言うのほんと多かった。荒削りで意味不明にしとけばエキセントリックなどと言われ評価されてた時代の遺物。

嫌な時代に生きる、後先考えない嫌な面々の嫌な日常。

中学生の女子が淫売を生業とする仕事につくのがなぜ悪いのだと問い詰めるシーンで、誰も答えられず代わりに「指を詰めろ」と迫るのがすごい。
確かに中学生の女子になら通用する手だ。それを田中邦衛が演じるモンクさんが言うから、必死で守ろうとしてるが故の言動なんだろうな〜って思ったけど。

その女の子は結局トルコ風呂(ソープランド)の嬢になるのはやめて、芸者を目指すでいい話みたいな終わり方するんですよ。
全く容赦ないっていうか、、底意地が悪いって言うか・・・・