「青春一座」

エンターテイナーを父に持つ息子が独自の方法で人々を魅了するサクセスコメディ。おそらく日本では鑑賞が困難な作品のうちの一つだが、米Apple TV＋にて3ドルで鑑賞できる。この時代のミュージカルの曲はどの曲がなんの作品のものなのか識別するのが難しい。「雨に唄えば」の曲と認識していたものが実は違うって言うことが結構多い。ミュージカル史についても勉強がある程度必要だなと実感した。

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No.127["雨に唄えば"めちゃ流れるやん]　30点

ミッキー・ルーニーとジュディ・ガーランドのコンビ作品群から一本選んどかないと、という思いから選出されたであろう量産型ミュージカル。シャーリー・テンプルの作品は一本も入ってないけど、いきなりそういう忖度始めるのは嫌いじゃない。選者はジュディ・ガーランド好きらしく、コンビ解消後の『若草の頃』まで選出されている。"1001の映画"は入手が面倒な映画ほどつまらないというジンクスがあり、たまに外れると嬉しいが大概地雷である。

トーキー映画の到来によって苦境を強いられる寄席芸人一座の話で、彼らの子供世代は"落ちぶれた"親世代に反旗を翻し、自ら子供一座を結成して対抗しようとする。この時代のミュージカルを観るといつも"映画史のお勉強"ぽくなってしまうのであまり好きではないが、この設定は個人的に初登場だったので"へぇ"と思った。親世代に対し"これからはこんな曲がウケるんだ！"と言ってミッキーがピアノを弾き始めるのだが、途中で別の男が既に知っているかの如くピアノを交代するのが面白かった。続く大人への反抗を歌うシーンで暴動なみの人数の子供が集まって感動。あと、芝居練習でズラと髭を付け替えるのは中々滑稽。

まあ、映画なんて玉石混交で石の方が多いし、"誰かが触れないと忘れ去られる"作品にあふれているんだから、歴史の授業になったって触れてあげるのが良いのかもしれない。

• #1001の映画ofOdessa
• #2020ofOdessa

ジュディ・ガーランドの生誕100周年記念にもう一本🎂✨✨

一世を風靡したミッキー&ジュディのゴールデン・コンビの3作目💖

監督はバスビー・バークリー✨✨

レンタルDVDがないので、今作観たさに『ミュージカル・パーフェクト・コレクション』買っちゃった😋📀
けど、買って安心して観てなかったやつ〜🤣

トーキー映画の登場で陰りを見せたヴォードヴィル。芸人の子供たちは、逆境を跳ね避けようと自分たちでショーを始め、BW進出を目指す✨✨
歌あり、恋のいざこざありな、青春ミュージカル🎶

元はリチャード・ロジャース＆ロレンツ・ハートの1937年に初演されたBWミュージカル『Babes in Arms』🎶
映画化に当たり大幅に脚本や曲が変更された模様。

ミッキー&ジュディVer.の"Good Morning♬"が序盤から最高🤩🎶✨
『雨に唄えば』のオリジナル曲だと思ってたけど、今作用にプロデューサーのアーサー・フリード& ナシオ・ハーブ・ブラウンによって作られた曲〜♬
劇中何回も登場♪✨
トーキー映画の登場で"ブロードウェイ・メロディー♬"や"Singin’ in the Rain♬"、"You Are My Lucky Star♬"も登場✨
曲めっちゃ被るな🤣🎶
ちなみにDVDコレクションの中に『雨に唄えば』も入ってるから、見比べてと言われてるようだ😇

顔を黒塗りにしたミンストレルショーも！
時代を感じるわ。
ミッキー&ジュディも塗り塗り。
ステージで歌って踊る姿は、声でかろうじて判別出来るがぱっと見誰だかわからない👨🏿‍🦲🧑🏿‍🦲

2人の間に割って入ってくるロザリー(ジューン・プライサー)が顔といい歌い方といい、役柄的にもちょっと鼻につくんだけど、アクロバティックなダンスが凄くてびっくり！！！

これぞアメリカンドリームな展開で特に深みとかはないのだけど、ミッキー&ジュディのパフォーマンスを楽しめればそれでいい作品ではある😋
特にミッキー主体なのだけど、彼の立ち回りは堂に入ってる✨
クラーク・ゲーブルのモノマネするシーンまである！
今作で当時19歳のミッキーは史上2番目に若くアカデミー賞主演男優賞にノミネートも✨

最後の1番の見せ場的ミュージカルシーンはバズビー・バークリーの本領発揮って感じで豪華だわ✨✨
ちょっと風刺っぽい内容も若い子たちがやるとドキリとする！

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