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白い足のLGのレビュー・感想・評価

白い足(1949年製作の映画)
4.0
再見。閉塞感ある村で一人のアバズレ女を中心に5人の男女が狂わされていく愛憎劇。静謐な視線劇や互いの優位性や心情を示す空間と配置の演出といった手堅い演出に終始した愛憎劇の前半と結婚式の宴を境に交わらなかった視線劇が一気に収束し保留していた歪みが一気に瓦解し転落する悲劇の後半。宴と同時進行して起こる殺人をクロスカッティングで見せるという手法はベターではあるが編集のキレっぷりとキメのショット(あの白いベール)が凄すぎてあまりにも劇的。最終盤のアルレット・トマの幻想的なシーンは感動を通り超してむしろ狂気の所業。そして忘れてはならないのがビンタ!!!!!!あんな締め方で映画を終わらせるグレミヨン怖えぇぇぇ…
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