カトマンズの掟

闘いつづける男のカトマンズの掟のレビュー・感想・評価

闘いつづける男(1961年製作の映画)
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日活拳闘映画の中でも、この頃の西河克己監督と和田浩治主演のタッグらしい緩さと明るさ(というかボクシングを題材にしたコメディアクションのような...)。ムッシュかまやつの歌う主題歌とか...何だかんだ最後は大円満で終わるところとか...
シーンがぶつ切りで次々に話が進んでいくが、よく言えばテンポ良い。

恋人・涼子(吉永小百合)や好敵手のボクサー・江見(郷鍈治)など、キャスティングは自分好み。
江見は調子に乗って女癖が悪くなっただけで、ボクシングに関しては真摯に向き合っていて性根はそれほど悪い奴ではないのでは?由良に負けてからは改心したのだろうか?
クライマックスの江見との試合は(恋人を守る為とは言え)最終ラウンドまで防戦一方、最後だけ本気を出してボコボコに...好敵手の立つ瀬がないぜ。