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白い家の少女のGijoeGoのレビュー・感想・評価

白い家の少女(1976年製作の映画)
3.7

顔立ちがまだまだ少女のジョディー・フォスター主演作。すきっ歯の前歯が少し欠けてるのがチャーミング。

13歳で既に素晴らしい演技と度胸にやられた。
一軒家で何故か一人暮らしという謎めいた彼女。大家の母子や警官達が怪しむ中、1人の少年と出会う。
彼とのほのかな恋心が芽生えたり敵対者に殺意が目覚めたり、証拠隠滅に大忙しで飽きない展開。

思春期特有の危うさ、脆さがアメリカの片田舎の村社会で徐々にバランスが崩れていく。

無理な計画を気丈にこなそうとするジョディが健気。どこか寂しげで憂いのある表情にグッとくる。
ラストの長回しのなんとも言えない表情や一瞬だが大胆な脱ぎっぷりが強烈。

大家の変態息子役のマーチン・シーンのイヤらしい演技も最高。ゴードンにあんな事をするのに相応しい最後がイイ。

人の良い警官のロンもボーイフレンドのマジシャンもいい人なので作品のトーンが暗くならずに観れた。

グロさも無いので上品な印象。

しかしながらDVDで鑑賞したがBlu-rayや配信では不可能な内容。

大家が地下室で見たモノはどんな状態だったのだろうか気になる。

あえて自分が飲む予定のカップに青酸カリを入れたのは計算ずくなのか死を覚悟していたのか?
リンの家には父親のコートやパジャマは有るのに雨具は無かったのか?
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