とり

S.W.A.T.のとりのレビュー・感想・評価

S.W.A.T.(2003年製作の映画)
3.0
劇場公開時に観たくて逃してた一本。結局レンタルで見たんですが新作料金から安くなるのが早かったのでお察し的な映画。
バイオハザードのミシェル・ロドリゲスが出てるのもあって楽しみにしてたんですが、彼女の良さがいまいち生かされてなかったような。
もともと銃器オタクだというミシェルなだけにさぞカッコいいところを堪能できると思ってたのに、結局は女性としてのサブ的役割でしかなかった。監督のアホー。

作品全体の印象は予想通り大味アメリカ~ンな娯楽映画でした。
しかもけっこう雑な作りで微妙に惜しい。もうちょっと頑張れば良質なアクション映画にもなれたと思うし、逆にもうちょっとハジけてれば愛すべきB級映画にもなれたのに。

敵もスワットもやたらめったら撃ちまくりで、日本人からするとかなり違和感あるんですが、あそこまで突き抜けてると爽快感すら感じてしまいます。
アメリカというお国柄がよくわかる映画だなぁと思ったんですが、現実もあんな感じなんでしょうかね。
日本だと凶悪犯相手に発砲することが許されず殉職していく警察官が後を絶たないわけですが。人命は地球より重いとか綺麗事言っても、さすがに時と場合によるでしょうよ。この辺の判断力・決断力が日本の官僚たちには欠けてると思う。あと責任感も。
なんて、こんな微妙映画で考えてしまった。

冒頭と終盤の戦闘シーンは期待してた通りの特殊部隊ものとして楽しめたんですが、中だるみがひどかった。
訓練シーンも興味深くはあったけど妙に和気藹々と楽しげで、いまいち説得力がないっちゅうか。実際にはあんなぬるい訓練姿勢ではやっていけないはず。
あと、随所にハンディカム風のちょっとザラついた映像が挿入されてました。ドキュメンタリーぽいものを狙ったのかな?それにしてはセンスなさすぎでジャマなだけっていう印象でした。
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