ヤスマサ

S.W.A.T.のヤスマサのレビュー・感想・評価

S.W.A.T.(2003年製作の映画)
3.2
70年代のアメリカTVドラマシリーズの映画化。
新しく組まれたスワットチームが、決死の麻薬王護送ミッションに挑む
ホンドール・ダン・ハレルソン巡査部長(サミュエル・L.・ジャクソン)が新たに結成したスワットチームは、逮捕された国際的な犯罪者アレックス・モンテル(オリヴィエ・マルティネス)の護送任務につくが、「俺を逃がしてくれた奴に1億ドル払う」とアレックスがテレビカメラに向かって公言したために遂行困難なミッションとなる。

ストーリーは、強盗事件の立てこもりシーンから始まる。
この事件をきっかけに、スワット隊員のストリート(コリン・ファレル)とギャンブル(ジェレミー・レナー)の2人はスワットから外されることになるが、この出来事が困難を極めたアレックス護送ミッションに最後まで響いてくる。

映画の前半は、スワットチームの再編と訓練が主だったが、後半に入り新チームの初仕事になると様相が変わる。
金欲しさに逃亡を手助けしようと集まる輩との攻防は、戦場そのものだ。
逃亡劇は、復讐の様相も加わって、ストーリーに厚みが増してくる。
面白く、見応えのある映画だと思うが、前半は少々退屈。
後半にグッと盛り上がる展開だが、終盤の復讐劇かあっけない感じでやや物足りない。
全体的にはよくまとまってるし、キャスティングも良く、決して悪く無い作品なのだが、個人的に印象に残りにくい気がする一本。
ヤスマサ

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