たぶ

紅夢のたぶのレビュー・感想・評価

紅夢(1991年製作の映画)
5.0
My best movie !
赤灯籠の映像美と、閉鎖空間での女たちの闘い。あっぱれ!
ほぼひとつの屋敷の敷地内で起こる5人の女たち愛憎劇。
事をする前のあの足マッサージは、体験したことないのに観ている自分も心地よくなってくる。

この映画が好きすぎて、中国語を学習し、ロケ地の山西省の喬家大院へ聖地巡礼してしまった。
中国の富豪建築のひとつが、この作品の演出に多大な影響と魅力を与えている。
私の人生を左右させた、感動を越え、感染してしまった作品。

20200425
観るのは6度目くらいかな。
やっぱ素晴らしく良くできた作品。
各伏線が見事に効果的に回収されて気持ちいい。

第三夫人、第四夫人の衣装が季節で変わるのも見所。季節は、夏、秋、冬、で春を抜いてまた夏なのね。

第三夫人のために最後レコードかけてたときは、けっこう意識は冷静な感じだったけど、結局最後ああなってしまうのは、ちょと端折りすぎかなぁ。

京劇風のBGMが陶酔を誘い、気の狂いそうな閉鎖空間での極限の精神状態が、観客にも伝染する。
たぶ

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