ジェームズキャメロンだから、最初から期待していた。そして、期待に応えてくれる。所々、ターミネーター2を感じさせる。それにしても、この時代の映画は好きだなと改めて思った。
これぞ映画の面白さがつまった作品だ。ジェームズキャメロンは映画というモノを完全にモノにしている。人を楽しませる映画というものを。
二時間を超えるSFホラーなのに、全く退屈することはない。ラスト十五分は息をすることを忘れる程の興奮。久々に映画を観て、こんなに胸を熱くした。名作映画に共通するが、今見ても十分面白く見応えがあるやつ。
不眠がテーマ。
そう、悪夢のような映画だ。
名シーンの連続。
部隊が突入するシーン。
密室でチビエイリアンに襲われるシーン。
天井裏にエイリアンが這ってくるシーン。
特に、女王エイリアンと出くわすシーン。
無音になり、人と人ならず者の探り合い。母と母の対峙。
ーーーーーネタバレありーーーーー
ラスト、少女の物語として幕を閉じるのが、素晴らしい。怖い現実はやっと終わったんだ。やっといい夢が見れるんだと。