公開当時、大宮のハタプラザにて鑑賞。
まず何がいいって原題の『Aliens』というタイトル。
劇場のスクリーンでこのタイトルを見た瞬間に背筋がゾワッとした。
なぜ邦題は『エイリアン２』なんてタイトルにしてしまったのか！
いや『エイリアン』の続編という意味で解りやすさは大事なのだが原題の素晴らしさの前では霞むどころではない。
一方で「今度は戦争だ」という端的かつバカっぽさを残したキャッチコピーは最高と言わざるをえない。
この原題とキャッチコピーが全て。
前作では１体しか登場しなかったエイリアンが、今回は大量に出てくるという絶望感。
前作でのジワジワと忍び寄る恐怖感とは違うベクトルの恐怖がなんとも心地いい。
もっともそれを迎え撃つ植民地海兵隊の装備も前作とは比べ物にならないくらいパワーアップ。
海兵隊のビークルや銃器の格好良さも今作品の魅力だろう。
ある意味すごくキャメロンらしいアプローチと言うか、キャメロンの名前とスタイルを世に知らしめた作品であると言っても過言ではないだろう。
そしてこの２作目があったからこそ、息の長いコンテンツになることができたのは間違いないだろう。
単純にホラーとしての怖さは前作には及ばないが、ＳＦという側面に於いては前作を凌駕している。
『ターミネーター２』と並ぶキャメロンのＳＦ作品の最高峰と呼ぶに相応しい。
