子供のころにみて、強烈にフィレンツェへの憧れを植え付けた映画。
子供ながらに原作のロッソもブリュも読んだ記憶です。各々の視点で描くというのもオシャレ!と思ってましたね…
こんな恋してみたいと思って大人になり、
フィレンツェもミラノも行ったけれど、やっぱり鮮やかな風景。そして驚くべきことにミラノの電話、今と同じで、イタリアのこの変わらなさって、時を超えて聖地巡りしても何も違和感なさそうで、素晴らしいなと思いました。
怠惰な部分がもたらす、変わらないことのありがたさ。そんなイタリアが好きです。
強いていえば、ロス行きのアリタリア航空、今はアリタリアが潰れて、ITAになってしまったのでそれはエモい…
こどもの時に見て特に覚えていたのはドゥオモのシーンだけど、意外と素朴な日常生活のシーンも描かれていました、そんなところも好きかも。
篠原涼子のダメ彼女ぶりが素晴らしく、あの甲高い声でヒステリックに叫ばれると嫌だなぁ、と完全に男目線になったり、
と言いながらも、竹之内さんの優しく太い声での独白的な部分。ひかる汗など、セクシー要素多くて最高と思ったり、違う部分でも楽しめました。
ずっと手元に置いて時々見返したくなるような、色褪せない映画。
エンヤも最高。