花咲拓実

マイ・ガールの花咲拓実のレビュー・感想・評価

マイ・ガール(1991年製作の映画)
3.9
葬儀屋に産まれた少女ベーダが、母親たちの死を通じて成長する様子を描いた作品。

初経を迎える頃合いも相まって、不安定な精神状態を上手く表現しているように感じました。

わかりやすい伏線で全体的に比較的見易い作品かと思いますが、いつも黒く光っていた指輪の色が変わったとき、ベーダはどのような心境だったのか…考えさせられる良い演出でした。

人は時に呆気なく死んでいき、想いを伝えることなく突然居なくなった大切な人たち、そんな人たちを思い出してしまい涙が溢れてしまう。

そんな作品です。
花咲拓実

花咲拓実