何年頃の東京だろう。95年の映画だが、時代設定はもう少し昔か。
二人慎ましく暮らす兄と妹。懐かしさを感じさせられる映像と共に、二人の生活が映し出される。
そんな穏やかな雰囲気だが、根底には"変化"な…
「伊東深水はメジャーですからね」
この映画のオープニングはブラームス交響曲第4番第2楽章のためにある。
妹・粟田麗の裸体、兄・緒形直人のラコステが音楽を横切っていく。
ヴァイオリンがピチカートから…
淡々と兄妹の日常が映し出される。普段あまりこういう映画は観ないけど、ご飯を食べたりお風呂に入ったりお豆腐屋さんに行ったり、いちいち表現に関心を持たずにはいられなかった。
セリフはあまり多くない。
ビ…
『東京夜曲』との2本立てで観賞。
目黒シネマに過去作のポスターや作品のプロットやアイデア、作り終えたあとの感想(原稿用紙に直筆)などが展示されていて、その中に混じってあった『東京兄妹』きっかけでの…