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快傑黒頭巾のmitakosamaのレビュー・感想・評価

快傑黒頭巾(1958年製作の映画)
3.3
大友柳太朗でシリーズ化されている今作。僕が見たこれは7作目かな?シリーズを通して見てみたいねぇ。

鞍馬天狗と同じく、幕末を舞台に暗躍する黒頭巾の正義の味方。多羅尾伴内の様に七変化をし、さらに戦う時は2丁拳銃だ。
横っ飛びで2丁拳銃を撃つシーンなんかまるでジョンウーみたいだ。カッチョイイ。

倒幕派・長州藩の藩士が新型の銃器の図面を奪取。その図面を取り返そうとする幕府側の横暴に黒頭巾が戦う。
黒頭巾は倒幕派ってことだな。

角兵衛獅子の姉妹の隣の長屋に長州藩士を住まわせ、藩士を隠すために自身は兄との一人二役を演じる。
このシーンで黒頭巾の用心深さと、何処かユーモアある愛嬌を上手く表現しているね。
角兵衛獅子の姉妹の妹は子役時代の松島トモ子だ。さすが歌が上手い。黒頭巾を讃える歌を熱唱し岡っ引きに連れ去られそうになる。

角兵衛獅子の姉妹の行方不明の父親は実は蘭学者で幕府側が新型銃の量産化の為に協力させたい男だ。
伊豆の孤島で強制労働させながら銃の密造をし、蘭学者や角兵衛獅子姉妹を拉致した幕府に対して、黒頭巾は労働者に化け潜入。時限爆弾を仕掛けやっつけるぜ。

しかし幕府側がどういう組織なのか不透明なのが気になる。単なる悪の組織なら倒幕派も勤王派もあるまいて。
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