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ダーク・ウォーターのnodoubtのレビュー・感想・評価

ダーク・ウォーター(2004年製作の映画)
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※記録用です。

離婚調停中のダリア(ジェニファー・コネリー)は幼い娘セシリアと二人で暮らすため、ニューヨークのルーズベルト島にある古ぼけたアパートへと越してくる。
アパートの9階の一室で新生活を始めた二人だったが、やがて二人の周りで不可解な出来事が起こりはじめる。

天井に出来た黒い染み、水道の水に混ざる髪の毛、誰も住んでいない上の部屋から聞こえる足音。
そして娘セシリアが喋る見えない友達の正体とは…。

鈴木光司原作、中田秀夫監督の「仄暗い水の底から」を監督ウォルター・サレスでハリウッド・リメイク。
日本版が結構なホラー作品だったのに対し、本作は母と娘の愛情が描かれた切ない作品となっています。

主人公ダリアが持つトラウマや、決して順調とはいえない離婚調停、新しい環境での生活に、金銭的な問題…。
これから娘と二人だけで生きていく上での不安や問題が山積みな中で、ダメ押しともいえる不可解な現象の数々に苦しむダリアの姿は可哀想すぎます。

そんな中、現れた娘セシリアの“見えない友達”ナターシャ。
初めはただのおしゃべり相手だったナターシャが、ついに姿を現しセシリアを襲うシーンはさすがに怖かったです。

そして大切な娘の命を守るため自らの命を捧げるダリアの切なすぎる最後と、初めはクソ生意気なガキだと思っていたセシリアが見せた悲しみの涙と、母親に守られている事を知った笑顔…。
落涙必至です。
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