菩薩

KOROSHI 殺しの菩薩のレビュー・感想・評価

KOROSHI 殺し(2000年製作の映画)
3.3
リストラの憂き目にあい、それを妻にも打ち明けられず、日がな一日パチ屋で時間を潰す男が、その閉店を知った日に見知らぬ男から突然「殺し屋になりませんか?」と誘いを受け「職業」を得る事で、束の間人生を回復していくお話。要するに「やる事(殺る・ヤルを含む)がある人生は素晴らしいね!けどやり過ぎちゃうと人生を破壊しちゃうね…」なんて教訓を含むが、そんな面白い話でも無い。台詞回しの妙とか、ターゲットたる元上司(しかも自ら依頼)との間にその瞬間初めて芽生えた信頼感とかはちょっとだけ面白い。留学中の娘に度々「アメリカはエイズの本場なのだから絶対にコンドームを付けさせなさい」と諭す大塚寧々はなんだありゃ。「人生は乗合バスの様なもの」だそうです。ベルトルッチの『殺し』は全く関係無い。
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