電気羊

ローマ帝国の滅亡の電気羊のレビュー・感想・評価

ローマ帝国の滅亡(1964年製作の映画)
3.6
「ベンハー」、「十戒」のような歴史スペクタル巨編。
ソフィア・ローレンの美貌が光ってるね。
当時の映画らしくエキストラの数も予算も大道具も半端ない豪華さ。
だが、ストーリーは、映画用にかなり脚色されていて史実と違うので今回は備忘録のあらすじはなし。

五賢帝アウレリウス死後、皇帝を世襲した暴君コンモデゥスに立ち向かう若き指揮官ガイウスと恋人ルッキラ(ソフィア・ローレン)をが中心人物。
映画のガイウスは、北方蛮族を寛容にローマ市民に迎えようとするなかなかの人格者のように描かれているが、実際はアウレリウスが勝手に崩御したものと勘違いし自分が次期皇帝であると宣言したため、ローマ元老院から反乱者として処分されてるんだが。

剣術と武勇で鳴らしたコモンデゥスも、最後は史実の暗殺ではなく、ガイウスと一騎打ちの末にコロシアムで倒れるという何とも映画らしいエンディングだった。
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