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若草物語のnancyのレビュー・感想・評価

若草物語(1933年製作の映画)
4.0
この『若草物語』の映画は、初めて視聴。1933年の作品。キャサリン・ヘップバーンのジョー役はイメージにぴったり。こんなにお転婆だったのだろう。「良き女の子、良き女性、良き妻とは何なのか」を考えさせられる。原作者のオルコットは生涯独身だった。本作が出版された頃のアメリカは南北戦争時代、日本では明治時代の始まり頃だろう。この時期に書かれた作品を今読み直しても、テーマは色あせない。自分を顧みず、人のことを考える「良き女の子」はベスだけか。ベスは自分を犠牲にして、人の幸せを考えて生きることで、自分の命を縮める。そんな生き方はなかなかできない、そんなことを思いながら観ていた。
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