1933年版、白黒
やさしい旋律、兵隊の行進、マーチ夫人の奉仕活動で幕があがります。
ジョーを演じるKヘプバーンの演技が素晴らしく、長身で手足も長くみえる姿は原作から想像する印象に近いです。姉妹の芝居の練習で気絶する手本、ローリーとフェンシングの真似事、ついさっきまで結婚しないと言っていたメグがブルックの求婚を受け入れたのを目の当たりにして床に尻もちをつくなど、動きが大きく躍動感があり観ていて楽しいです。
求婚を断ったローリーは訪ねて来ない、伯母とヨーロッパへ行くのは妹のエイミー、ベスの病、気持ちが落ち込むもベア教授、彼の助言が救いです。心のまま素直に書けばいい、ほかでもない「君はジョセフィン・マーチになれる」1933年には既にこんな励ましの言葉があったのです。
(字幕なので実際のセリフは分かりません)
フランシス・ディー(メグ)
キャサリン・ヘプバーン(ジョー)
ジーン・パーカー(ベス)
ジョーン・ベネット(エイミー)
(メモ)
レンタルで淀川長治「Kヘプバーンは入浴が好きで1日に7回も入ったことがあるそうです。私とおんなじですね」相変わらずの淀川さんでした。