友二朗

X-MEN:ファースト・ジェネレーションの友二朗のレビュー・感想・評価

4.8
「THIS IS YOU」

全ての始まり。
友と呼び合った若き2人。

あらゆる方向に感動がありすぎて何をどう話せばいいか分からない。この深甚さをどこか涼しい顔で届け、過ぎ去ってゆく格好良さ。

1つの作品として完璧だった。
歴史に組み込んだ物語としての脚本が素晴らしいし、その上でめちゃくちゃXメンをしている。ラストに取る行動も辻褄を合わせるためとは微塵も感じず、むしろそれまでの愛おしい時間をより映えさせていた。

色々語り合いたい事があるが上手く文に起こせない。どうしよう。ほんとに良かった。

これ当時に映画館へ友達と観に行ってその後ファミレスで永遠に語りたかった。

脚本を無限に褒めていたいがそれと同じくらい編集に感動した。編集だけで見たら人生で1.2位かもしれない。

色々逆算して撮影したやろうけど想像しただけで頭が痛くなる。これ完成させたの本当に凄い。

普通の人間も送るような一つ一つのシーンに対して誰かの目線や、能力を通しての画角が多用されていてその遊び心にワクワクする。やりたい事をしてくれている。

訓練シーンの編集特に最高。
別に編集に頼ってる訳じゃなくてそもそも映像も台詞も演技も良い。

ショウの目的を探るためにフロストの心読むシーン、台詞で説明されると面倒臭いキューバ危機の情報を4秒くらいで地図とアニメーションのみで説明してしまう。こうゆう工夫をさらっと出来るのが良いし、何よりそのデザインが可愛くてウィットに富んでいる。

「私も飲みたい」
「コーラ1つ」
プロフェッサー×ミスティークにどこまでも寂しさを感じる。好感度爆上がりした。

「大丈夫 共通の敵がいる」
「今はな」
たった1人で遥か未来を予見しているエリック。誰よりも自分自身と闘っているミスティーク。この2人が束の間でも青春、あるいはそれに似た時間を過ごせていて嬉しかった。できれば永遠にこの脆すぎる幸せを送っていて欲しかった。

ラストの砲撃と回避含め普通に胸糞展開。
シリーズの未来を知っているからこそすべてのシーンを哀しく思える。これほどまでに人生を輝かせても最期はあれほどに儚く散ってしまう命。

めっちゃ余韻。
全部センス良い。

ほんとにほんとに良かった。
たぶんまたすぐ観たくなる。
読んでくれてありがとう。

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「その言葉に乾杯」

「でも許可なしで自由に動けない」
「もう一つマジックを見せよう」
「OK」
「車に乗って」
「いいとも!」
笑笑

「エリック 君だけじゃない」

「おととい来い」
ミュータント集めるダイジェスト最高。ヒューのサービスは本当に嬉しい。それにこの一瞬だけで本物のオーラを感じた。

「我々は原子の子供」

「何かが始まる 彼らを集めよう」

「おめでとう 君はジキルを超えた」

「普通の姿になるより
 自分で自分を受け入れろ」

「真の集中力は怒りと平静心の間にある」

「君の1番楽しい思い出に触れた」
2人共に涙を流すシーン、ここ美しすぎる。訳分からん感情になった。うわーん

「美しい記憶力だったよ」
「まだ残っているとは」
「君の心は豊かだ」

「君は無敵になれる 僕も勝てない」
うわ切な..

「あなたは美しい 今のままで完璧よ
 私達が成し遂げた事や未来を考えて
 普通とは違うが社会に迎合しなくていい
 社会が私達を尊敬するべきよ
 ミュータントは誇りよ」

「より良い人間になろう」
「既にそうだ」

「ショウを殺しても平和は訪れない」
「平和など望んでいない」

「虎は自分の縞模様を隠すか?
 君は魅力に満ちている」

「お前が俺を創った
 それは真実だ」
せやねんな。ショウ普通にクソやけど。
いや待てメリットかどうかも決めれんか。

「味方でいてくれ 俺達は兄弟だ」

「心を読まない約束よ」

「友よ 残念だが僕と君の理想は違う」
友二朗

友二朗