ゆう

マングラーのゆうのレビュー・感想・評価

マングラー(1995年製作の映画)
4.8
これはめちゃくちゃ面白い
フーパーすげえな。

繊維工場で人が奴隷のように働かされ、社長のロバートイングランドが間違いなくプレス機械で両足持ってかれて両義足になりながら杖付いて歩いてくるテンション高めな冒頭からかなり面白い。

淀川長治やフリッツ・ラングにも似ているラスボス感がヤバい。明らかに身体に障害があるというのがまた良い

機械、装置、人間がプレスして折りたたまれ殺されるというのはよくこんな殺され方考えたなと。

煙、電気、逆光もあり得ないくらい過剰に出て、胃薬を飲みまくる刑事、働いているか分からないホーボーまでまともな奴が一切出てこないのも良い。
最後にちゃんとプレスされた人肉の死骸と、四つ折りに畳まれ圧死されるのをしっかり写すのもこのテンションなら良い。

自立して機械が襲ってくるし、あの工場のスペックで嘘みたいに審美的な螺旋階段の描写は荒唐無稽としか思えない。
ゆう

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