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マングラーのバロウズのレビュー・感想・評価

マングラー(1995年製作の映画)
2.6
人間の血の味を覚えたシーツ折りたたみ機が文字通り人間を通り折りたたんじゃうお話!THE B級ホラーです。
監督トビーフーパー、原作スティーブンキング、出演ロバートイングランド、テッドレヴィン(羊たちの沈黙のバッファロービル役)と、キャスト・スタッフからしてB級感漂ってます。

極悪支配人ロバートイングランドが仕切るブルーリボン洗濯工場で、従業員が折り畳み機に巻き込まれ死亡するという凄惨な事故が起こる。
刑事のテッドレヴィンは捜査を進めるにつれ、洗濯工場の裏の顔、そして折り畳み機に取り憑く悪霊、やがて町全体を巻き込む陰謀に迫っていく。

まず、あんな歯車やチェーン剥き出しのごつごつしたシーツ折り畳み機が存在するのか?外見からして殺す気まんまんです。
つーかあんな劣悪環境でよく今まで死人出なかったなと逆に感心するレベル。
折り畳まれた死体はちょっとだけ映る程度でグロ度はそこまで高くありませんが、終盤はなかなか勢いを増して血はドバドバでるし景気良く肉片も飛び散ります。

前代未聞、折り畳み機を悪魔祓いするシーンはエクソシストっぽい。聖水かけられて悲鳴をあげる機械を見るのは初めてです。
クライマックスは怒り狂った折り畳み機君が外装をどかーんとひっぺがしてドタバタ走りながら襲って来ます。

映画だから笑いながら見れますが、この手の事故って実際に起こってることなんだよなあ、と冷静に考えると笑えなくなってくる。なんだか複雑な気分になる映画でした。
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