阪本嘉一好子

デビルズ・ファイヤーの阪本嘉一好子のレビュー・感想・評価

デビルズ・ファイヤー(2003年製作の映画)
-
監督が自分の生まれた故郷、ミシシッピーデルタを紐解く。そこで、おじさんに会って、ミシシッピーデルタの各種のブルースに出会う。今も演奏している人々とアーカイブを上手に取り入れている。監督はロス育ちだから、ミシシッピーデルタについて知らないようで、疑問を持つが静かに、抵抗せず、この環境を受け入れているっていう感じがする。おじさんはどちらかというと女好きで、11歳の甥チャールズの母親からはあまり信用されていないようだ。母親は息子をジム・クローの電車に乗せたくなく、おじさんはわざわざ、ニューオリンズの駅にまで遅れて迎えに来たようだ。おじさんの一言は、「ジムクローをここで山ほど見せてあげるよ」と。いくら息子を人種差別から守っても、ここ、南部は現実に隠しきれない事実だという意味だと思う。

私は初期のミシシッピデルタのブルースを知らない。 映画で紹介されたのを個人的にメモとして挙げておく。

https://www.youtube.com/watch?v=zFy3vTIY0fg
Stump Blues · Big Bill Broonzy (born Lee Conley Bradley; June 26, 1903[1][2] – August 14, 1958)

https://www.youtube.com/watch?v=NdgrQoZHnNY
Son House "Death Letter Blues" Edward James "Son" House Jr. (March 21, 1902[1] – October 19, 1988)

https://www.youtube.com/watch?v=JeaBNAXfHfQ
Sister Rosetta Tharpe - Up Above My Head

https://www.youtube.com/watch?v=mBbVJoOdler
Mamie Smith - Lord! Lord!
メイミースミスは女で初めてブルースをレコーディングしたらしい。

https://www.youtube.com/watch?v=Md-Uvl2saTM
Sonny Boy Williamson - Come on Back Home


後でもっと書く予定。