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マン・ハントのmhのネタバレレビュー・内容・結末

マン・ハント(1941年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

フリッツラングが手がけたプロパガンダエンタメ映画。
ヒトラーを狙撃する真似して満足していた男(なにそれw だがそれがいい)が、英独開戦の引き金に使われそうになったため、しつこいゲシュタポの追っ手から逃げるサスペンス。
イギリスへ密航する際に子どもの力を借りることや、イギリスでは庶民ヒロインとのロマコメみたいになる。
クライマックスのアクセサリーのくだり「太陽に向かって走れ(1956年)」と似たプロットだなと思ったら同じ脚本家(「駅場所」のダドリーニコルズ)だった。自家薬籠中のものだとしても奇想天外でいい展開。
ヒロインの口の悪さが母親にうつる(「警察」を示すスラング)とことか、警官の誰何にアドリブで応じる別れのくだりなど、いい場面がいっぱいあった。
もったい付けずにちゃんとヒロインを殺しているのも効果的。
現実に存在しているヒトラーをこれから暗殺しに行くって、ラストの独断専行も決まってる。
まっすぐに狙いに行くことは、アクセサリーで示している。
フリッツラングほんとすごいね。
効果音がなんか変だったこともメモっておく。ラストの一撃で倒れる際の声とか、追跡してくる犬の鳴き声など特に。
面白かった!
mh

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