排路

マン・ハントの排路のレビュー・感想・評価

マン・ハント(1941年製作の映画)
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亡命作家の描いた対独プロパガンダ映画というより、ハリウッドの監督が描いた対独プロパガンダ映画みたいな感じで、元ドイツ人の映画とは全く思えず、さっきまで西部魂を撮ってたし、祖国に対する特別な思い入れを作品の中から全く感じとれない。なんでかわからないけど、狩りを楽しんでたら標的がヒトラーだったっていう設定を41年にやるのは早すぎるのか?そもそもドイツ系作家で、この時期にプロパガンダ撮る人いないのか?
西部魂では最初の出会いは省略されていて、これは金じゃないのよと言い続けてブローチプレゼントしたりするけどいつの間にか両思いになって何かが欠落してる感じがするけど、咄嗟に娼婦になりきって彼を行かせて、キスせずに別れるのよかった。
あとどんな新しい画面より、見た事ない殺し方するほうが見てて面白い。
片眼鏡の勘違い、手紙の乗っ取りは、通信障害のことなのかもしれない。
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