似太郎

一日の行楽の似太郎のレビュー・感想・評価

一日の行楽(1919年製作の映画)
4.0
【こうして一日の行楽は終わった】

U-NEXTで初めて観たチャップリンの初期短編。けっこう、この頃のチャーリー伯父さんは善人ではなくウザいイヤな奴であることに気付いた。(笑)

中流階級の一家がドタバタ騒動を繰り広げる大迷惑な『Mr.ビーン』みたいな趣向が強い珍作。チャーリーが船上でゲロを吐くシーンがあったりと全体的に毒の強い作風だ。

アメリカの中流階級を風刺タップリに、時に愛情豊かに紡いだ不思議な味わいのある作品。チャップリンらしいパントマイムの至芸に酔える爆笑の18分。
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