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女体のUCOCOのレビュー・感想・評価

女体(1964年製作の映画)
3.9
これまた『日本の青春』と同じように、「戦中派」の者たちの戦後の葛藤を描いた作品。

戦後20年の団玲子はクマ・やつれが酷く、むしろ戦後すぐの方がイキイキとして見える。

何が自分にとっての幸せなのか、追求することの難しさはいつの時代も変わらない。違うのはその振り幅だけ。

今も昔も女が体を売って生きていることには変わりない。

牛のシーンは本当に辛かった。今の時代であんな撮影しちゃってたら一発アウトだろうに。。リアリティだとか時代性だとか並べ立てても我慢し難いあまりに屈辱的なシーンで、私は初めで本気でその場から立ち去りたい気分になってしまった。
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