東宝マークが出たので、え?と思う。題名と前売りチケットの写真から大映作品だと思っていた。でも、恩地日出夫監督作品を観に出掛けたのだから当たり前か。内容なんて全く知らなかった。1964年製作。
原作…
今はなき三原橋シネパトスで故恩地監督のトークショー聞いたなぁ。
もうひとつの肉体の門。
生きるために、牛を奪い、殺し、食する。
終戦直後はこんなことが普通に行われていたのか
殺した牛の報いか、男は無…
40円で身体を売り、40円の牛肉を食べる。身体を売るために食べるのか、食べるために身体を売るのか…この種の不条理さというか、生そのものへの問いかけは再度浮上する。貞淑な妻としておさまることと、愛人関…
>>続きを読む増村の「じょたい」も傑作だがこちらも素晴らしい。団礼子のフルヌードはじめてみたが髪を切られ吊るされているにもかかわらず涙を伝う「女体」は確かに「怖い」くらい綺麗。牛を40円で買うが40円で身体を売る…
>>続きを読む以前ラピュタで観たときはスター女優団令子がここまでやるのかと面食らったが、南原宏治を「あの時」互いに愛してしまった団令子と楠侑子の物語として感動。
上映前に恩地夫人星埜恵子さんが舞台挨拶。本来なら最…
これまた『日本の青春』と同じように、「戦中派」の者たちの戦後の葛藤を描いた作品。
戦後20年の団玲子はクマ・やつれが酷く、むしろ戦後すぐの方がイキイキとして見える。
何が自分にとっての幸せなのか…
勿論全然同じではないが⋅どこか通じる何かを潜り、共感や痛み⋅それも感傷と云うより生理的なものが増してきて、以前観た時以上に、この作家の若き情熱⋅才能の全てが注ぎ込まれ、東宝女優陣でもモンロー的な…
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