ちゃみろー

黄金の指のちゃみろーのレビュー・感想・評価

黄金の指(1973年製作の映画)
4.0
街中の通行人をターゲットにしたスリのチームの鮮やかな手口を描いた犯罪スリラー。町から町へと渡り歩くベテランスリの2人が若いカップルを仲間にして4人組のスリ団となり、微妙な心の駆け引きを交えつつチームワークで華麗に盗みを成功させていく。前半は小気味良く快調に展開していくが、最終的にはオープニングが予告する哀愁を帯びた結末へと向かっていく。ジェームズ・コバーンが長い手足をダークブルーのスーツに包み、しかも小林清志の吹替なので、あまりに次元大介ぽくてじわじわくる。ヒロインも愛らしさがあって良い。調子こきのマイケル・サラザンに結構イライラする。ちょっとハスラー2のトム・クルーズを思い出す感じ。ラストのあっけなさ、男のダンディズムがしみる。
2017.10.18 シネフィルWOWOW(録画)(吹替)
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