めちゃんこ大人が判ってくれない映画。あれですねえ……大人と子供の間には深くて暗い川が流れてんですねぇ……子供にとって退学はこの世の終わりだし暗闇も暴風も番犬も修飾語に｢地獄の｣が必ずつくほどホラーなことだのに……………大人の世界と子供の世界は見えてるものがまるきし違うから判り合えないのですねえ……
そもそもが宿題は絶対にノートに書くMANと化した担任教師のせいで間違えて持って帰ってきちゃったノートを隣町の友達ん家まで持って行くはめになるのだけど、お母ちゃんはノートなんか明日でええやろがいの一点張りでお爺は煙草を持ってこいって……煙草！！？いま？！！！タバコ！！！！！？？？ふあっつ！！！？？？！！！！！！
発狂してもいいくらいに大人が話を聞いてくれないのに、主人公の男の子は無言の抵抗だけを続けていて純情可憐な感じがとってもよかった。
でも｢背中が痛いですぅ！｣って先生にエンドレスで言ってくる少年に、コイツはどしたんな？？？と怪訝に思っちゃうあたり自分も川の向こう側にいるんだなと感じてしまうから苦しい……これが戒め！！！め！！！！！！！
大人にしろ子供にしろ誰一人として笑顔を見せてくれなくて余裕がない閉塞感はしんどい。スマイルください。
