友達の宿題ノートを誤って持ち帰ってしまった少年が、知りもしない友達の家を探しにいく物語。
特に大きな事件や出来事が起きるわけではないが、少年特有の純粋無垢で汚れを知らないような性格が見る人の心を温める一作。
脚本が面白いくらいにリアルというか、同じ事を何度も繰り返している。どういう事かというと、
「あんたご飯いらないの?」
「いらない」
「なんで?」
「お腹空いてないから」
「あんたご飯いらないの?
「いらない」
みたいに、同じ質問を3回くらい繰り返す。
決して素晴らしい脚本とは言えないが、「こういう会話あるよな」と妙に納得させられる。(個人的には後半胃もたれしたが)
とは言え所々垣間見える素晴らしい演出には脱帽。
その素晴らしい演出が最大に光るのがラストカットである。あのカットはこの映画の象徴というか、最も相応しいラストでありもはや達人レベル。
是非その目で確かめてみてほしい
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[この映画のBest俳優]
ババク・アフマッドプール
[脚本面]☆☆☆
[映像面]☆☆☆
[ストーリー性]☆☆
[オススメ度]☆☆☆☆