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怪談鬼火の沼のTSのレビュー・感想・評価

怪談鬼火の沼(1963年製作の映画)
3.5
【侍女の恨み】75点
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監督:加戸敏
製作国:日本
ジャンル:ホラー
収録時間:78分
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 気になってたので円盤買っててやっと鑑賞。前回のNETFLIXの時の感想文から続くのですが、どうしてもサブスクでお目にかからない作品に関しては円盤を購入しますね。でもアマゾンで注文なので、結局店舗に足を運んでいませんので意味がないですね。。ちなみにこれ、円盤で買ったもののアマプラで現在配信されているようです。

 久しぶりのクラシック邦画。話はわかりやすく、叔父を殺そうとした主人公は誤って侍女を殺してしまいます。後から来た侍女の兄も殺してしまい、そこから嫌な現象が起きていくというもの。ここだけ見れば王道の怪談話のようですが、ここからは賛否両論の展開となっていきます。僕は結構好きな展開でしたが、怪談と謳っている以上、やはり違和感を覚える方もいらっしゃるのだと思います。

 それにしても、出てくる人物ほとんどが私欲のために動く悪者ばかりで、人って本来悪なんだなと、性悪説を容認したくなるような仕上がりになっています笑 いや、本当に可哀想なのは侍女である八重くらいではないか。後の人物たちに同情の余地はあまりなく、誰が勝利しても良くないか?というくらいになっています。まあでもオープニングのおどろおどろしさをキープしていたので程よく良かったと思います。

 どうでも良いですが、途中で出てくる温室を修理する二人組のコントみたいな話し合いが印象的でした。こういう作風の中であのようなカメオ出演のような描写は結構珍しいと感じましたね。
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