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踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!のkazu1961のレビュー・感想・評価

3.3
▪️Title : 「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」
Original Title :※※※
▪️Release Date:2010/07/03
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards :※※※
🕰Running Time:141分
▪️Appreciation Record :2020-249 再鑑賞
▪️My Review
やはり、“ODシリーズ”普通に鑑賞して楽しむ分には十分な作品です。しかしながら前2作と比べると少し劣化した感じがするのも否めません。それは、映画の進行に必要ない出来事が多すぎたり、登場人物が多すぎたり、伏線をはった事件の意味をなさない脚本だったり、少し重みが無くなってきましたよね。本来、警察の官僚的構造を事件の現場から突き動かしていくというところが主題であったはずです。それが、シリーズ3ではかなり薄くなっています。少し残念ですね。
しかしながら、メンバーはやはり安定のメンバー。監督は、テレビシリーズから携ってきた本広克行。キャストは、青島を演じた織田裕二、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、柳葉敏郎らが続投しこれだけでも安定の面白さは保証ですよね。
あと、2004年に逝去したいかりや長介が演じた和久平八郎は病死した設定となっていて過去作でのいかりやの音声による和久平八郎のセリフが青島の行動のSE(心の声)として流れるシーンがあるのはグッド!!
物語は。。。
湾岸署を襲った連続殺人事件から7年。海外からの要人が降り立つ空港が近くにあり、高速道路や変電所などが立ち並ぶお台場は、テロリストの標的となっていました。そのため湾岸署は、よりセキュリティー設備が充実した新湾岸署への引っ越しをすることになります。引っ越しの作業を一任された青島(織田裕二)は、部下と一緒に取り掛かるものの、湾岸署管内で次から次へと事件が発生し。。。
制作側の意図は、主人公青島俊作の係長への昇進、旧湾岸署から新湾岸署への引越し、新しいメンバーの増加等、7年の期間が過ぎた分、これまでのシリーズ作品から継続された方向性の作品ではなく、テーマを再設定し直した「新・踊る大捜査線 第1話」のような位置づけとして製作されたということなんですね。これが少し残念な方向に結果がでたかもしれません。
興行記録と観客動員数ともに前作の半分以下で、シリーズ最大規模のスクリーン数を確保しながら前作、前々作を大幅に下回る厳しい興行に終わってしまだたんですよね。残念!!

▪️Overview
織田裕二主演の大ヒットシリーズ7年ぶりの第3弾。前作に引き続き、君塚良一が脚本を、本広克行が監督を務める。係長に昇進した青島俊作刑事は、出世直後に殺人事件・爆弾魔・バスジャック・強盗など、8つの難事件に直面する。2004年に逝去した故いかりや長介が演じた和久平八郎は、病死した設定となっている。(引用:映画.com)

出演は、織田裕二、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、内田有紀、伊藤淳史、甲本雅裕、遠山俊也、佐戸井けん太、小林すすむ、北村総一朗、斉藤暁、小野武彦、寺島進、高杉亘、松重豊、ムロツヨシ、伊集院光、稲垣吾郎、岡村隆史、森廉、小泉孝太郎、小木茂光、小栗旬、小泉今日子、柳葉敏郎。
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