長崎に原爆が落とされる前24時間の出来事を時系列に描いた群像劇。
後に作られる黒木監督の戦争物と違い、中産階級以上の、ではなく、ごく普通の庶民の日常を細やかに綴っています。ロケ地は長崎、佐世保、鎌…
黒木和雄監督の傑作のうちの一本。
原爆投下直前の24時間を描いた作品で、「TOMORROW/明日には、この長崎の人々に原爆が落ちてくる」という事実を知らない庶民の姿を描いている。
この映画の大半…
このレビューはネタバレを含みます
かなり昔に観た記憶があります。
明日があると思って生きている人々。
でも我々はその明日原爆が落ちることを知っています。
観たあと、胸が苦しかった記憶が。
当たり前のごく普通の当然続くはずの暮らし。そ…
はじめに「1945年8月8日、長崎」とあり、これが長崎に原爆が投下された物語だと気づく。しかし結婚や出産や平和なゆったりした時間が流れ、いつ「その時」が来るのかと思いつつ、あまりに平和でまったりした…
>>続きを読む長崎への原爆投下24時間前から始まる群像劇。
観客はこれから起こることを知ってるからこそ成り立つ、ある種のシチュエーションドラマ。
樹液もない木に群がるカブトムシとか、ファーストカットからハードル高…