幼少期に母親から虐待を受けたフランク。生身の女性を愛せなくなった彼は、女性を拐って殺害後に頭皮を剥ぎ、マネキンに打ち付けるという凶行を繰り返していた。
ニューヨークを舞台に、異常者の殺人劇を描くスプラッターホラー。
主演のジョー・スピネルは『ゴッドファーザー』の殺し屋役や『ロッキー』の金貸し役等でスタイリッシュな印象があったが、本作ではギラつく目、たるんだ顎、脂ぎった髪や顔でおぞましい異常者を怪演。荒い息遣いで女性を追い詰め、気持ち悪い台詞を交えてじっくりねっとり殺す様は、凌辱系18禁漫画の加害者のよう。
特殊メイクはトム・サヴィーニが手がけており、カミソリやナイフが肉にズリュっと食い込み、血が溢れエグい。サヴィーニご本人も頭を撃たれ脳が飛び散る被害者役で出演している。
80年代ホラーによくあるが、グロは頑張っているのにストーリーはフニャフニャ。音楽も安っぽい。本編90分に満たないのがありがたかった
