若い女の頭皮を剥ぎ取り自宅にコレクションしたマネキンに被せるマザコン猟奇殺人犯。
何て最高の題材！って思うんだけど、実はこれまで2回ほど視聴して2回とも寝落ちしてしまった作品でもある…。
この度3回目の挑戦で見事完遂こそ出来たものの、残念ながらさほど面白いとは思えなかったぞ。
素晴らしい部分も勿論いっぱいあります。
ギトギトした真っ赤な鮮血が印象的なゴア描写を手掛けるのは特殊メイクの大御所トム・サヴィーニで、カーセックル中に襲われるカップルの男役として演技も披露している。
思わず変な声が出るほど豪快な散り様を見せてくれるので、サヴィーニ氏の出演シーンは個人的に本作一番の見せ場。
あと何といっても本作の原作＆脚本を手掛け、主人公である猟奇殺人犯を演じたジョー・スピネル氏の脂ぎった演技がすんごいリアル。
立ち姿や振る舞いはどこか不気味でジットリしてるし、常にフーフー息が荒いところも絶妙に気持ち悪いのな。
ギットリしたゴアとジットリした演技、この相乗効果は猟奇ホラーとして素晴らしいと思います。
…が、何でこんなに集中し辛く眠くなってしまうんだろうなぁ。
おそらく独特の陰鬱さと単調なシンセサウンドと中弛み気味なストーリーがいい感じに私の眠りのツボにハマってしまうんではないかなぁ。
リメイク版はお目目パッチリで観れるんだろうか…うーん。
